ネコに正される
■洗濯物を取り込み、かごに山盛りとなった。
ふわふわして気持ちがよい。
ウィンクさんがジャンプして飛び込んでくる。
「たたむから、どいてください」と声をかけ、1枚とりあげる。
おやおや、まだ洗濯物が乾いていない。
これはもう一度干し直しだな。
と、次のタオルをとると、これまた濡れている。
…と、かおってくるあの独特の香り。
ウィンクさんここはトイレじゃありませんよ!
■いや、ウィンクさんが洗濯物に粗相したのはこの1回だけなんだが、心配で、取り込んだものをすぐタンスにしまうようになった。
洗濯物を取り込んですぐたたまなくちゃいけなくなったのは、面倒くさがりの私には、ほどよい薬。
ネコにとって危ないから、これを片付けておこう。
ネコにとって寒いから、新しいこたつ敷きと布団を買おう。
ネコにとってよくないから、この明りにカバーをつけよう。
ネコにとって不便だから、この棚を捨ててしまおう…
ということで、ネコに生活を正される毎日。
案外悪くない。
さあ、土日連続譲渡会。
運命の出会い、いかに。