ネコのストーカー
■最近寒いからか、はたまた馴れてきたからか、ウィンクさんが甘えてくる。
台所で朝ご飯をつくっていれば、私の脚の間に入りこみ、腕を足に巻きつけてくる。
「おかあさん、早くごはんください」とばりに鳴くのだが、
ウィンクさんがしっかり手を巻きつけてくるので、動きがにぶくなる。
ずるずるとウィンクさんをひきずって冷蔵庫に向かう。
興奮すると爪をだし、甘噛みしてくるので、ドキドキチキンレースのようで(なんじゃそりゃ)怖くもある。
で、私のパジャマをくんくん嗅いでいる。
一種のストーキングである。
「わだばナウシカになる」と鼻息あらかった私だが、現実として近づいてきとるな。
いや、近づいてきたのは、ウィンクさんからか。
■そして、とにかく自分を見ていてほしいウィンクさん。
私が座ればその横に座り、にゃーと鳴き。
立てばどこに行くのかわからないのに先導し。
歯を磨けば洗面台に。
本を読めば、その手をおさえ、にゃーと鳴き。
ドライヤーを手にすれば、首をふりふり部屋を出ていく。
もはや、後追いをするこどもと一緒である。
これは正月の帰省も難しいぜよ…それとも猫と一緒に旅行か…
■でもネコは20時間寝るそうで。
一緒にいても眠くなる。
でも、見ていてほしい。
でも、眠い。
でも、見ていてほしい。
となったときの顔がこちら。
おかあさん、ぼくをみてる…?
みてて…
この後、気絶するように寝た。
■本日の気づき
もはや飼っている気がする。