地域猫ってはじめて聞きました 猫が苦手な私と野良猫の捕獲と保護と里親と

猫が苦手な住民による、気が付いたら町内が猫だらけになっていたので、捕獲・保護してみた毎日の記録

歯ブラシとお礼3

本日、来客。
くーちゃんを気に入ってくれた方が、我が家に来た。

だいぶ慣れたとは言え、まだナデナデできるだけと説明し、いざケージの前へ。
「シャー!」と久々に威嚇するくーちゃんを見る。
「知らない人には威嚇するのね。なんだかんだ言っても、毎日トイレ掃除をし、餌をあげてる私には1番なれてるのね。だって、シャーなんてしないもの、オホホホホ。」
と心の中で思う。

猫歴の長いお客様は、歯ブラシを取り出した。

ゆっくりと子猫に向かいそれを差し出し、なんと歯ブラシでなではじめる。

あっという間に子猫はおとなしくなり、気持ち良さそうに撫でられている。
と子猫を抱えあげ、胸に抱いた。

!!
「抱いたな!私にも抱かれたことないのに!」
アムロ級のショックがはしる。

少し我が家でそのまま過ごし、自宅で2週間ほどのトライアルを行ってもらうことにして、くーちゃんはお引越しした。

優しそうな方で嬉しい。
しかし胸にこみあげる挫折感。
どんなに大切に思い、お世話をしたって、「猫を抱っこしたい。猫が好き!触りたい!」という気持ちには負けるのだ。
あのとろけるようなくーちゃんの顔、見たことなかった。
トライアルをしてくださる方にお世話された方が、くーちゃんも幸せだ。
私のしていることは、もはや監禁に近いような気がしてくる…
ただの自己満足なのか。

くーちゃんのお客様の前に、めめちゃんとウィンクを譲渡会に出すべくケージに移動したが、それはそれは大変だったのだ。
暴れまくるウィンク。
嫌がるめめちゃん。
聞いたことのない叫び声。
洗濯ネットに入れたらおとなしくなるって聞いたのに、見てたのに、そんなことちっともない。
皮の手袋の上から主人は噛まれてしまった。

きっと今日来てくれた無類の猫好きさんなら、簡単に抱けるのかもしれない。

夜、ウィンクをケージから出す。
ウィンクは、ケージの中より穏やかな顔に見える。
寝室にそっと入ってきて、寝ている私の布団の上に来ようとした、

怖い。
体を起こすと、しばらく私を見つめケージの中にウィンクは戻っていった。

できない。

■本日のお礼

宅急便3つ。
砂が8袋に、デオシート2つ。
お名前が入っておらず、どなたかわかりません。  
Fさんかな?KBさんかな?
本当にありがとうございます。
頑張ります。
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