はじめての成猫リリース
今日は動物病院に行く。
7月5日に捕獲した成猫の手術が終わり退院するのだ。
夕方4時からの引き取りの前に、少し早めに動物病院を訪れる。
里親会が開催されているのだ。
猫を捕獲・保護しているボランティアの方と話してみたいなあ、このあふれかえる情報を整理したいなあ、と出かける。
と、驚く。
だって、動物病院の待合室で開催されているんだけど、そこにいくつものケージと猫。
壁には里親を募集するたくさんのチラシ。
え、え、なに、こんなにたくさんの子猫が里親さんを探しているの…?
壁にもたくさんあるし、
あの、あたし、2週間程度の預かりで、で、里親会デビューして、その日のうちに決まると思っていたけど。
こんなん、すぐ決まるわけないじゃないか。
ってか、これって、猫のお見合いっていうか、合コンみたいなもんでさ。
どれがいいかしらって。選ばれちゃう感じでしょ。
なんか、いつまでたっても誰からも誘われない、まったくモテなかった思春期の自分と重なり、
なんか、胸痛い…。
もてるためには、どうしたらいいのかしら。
情報がいっぱいあったほうがいいのかしら。
身だしなみに気をつけたらいいのかしら。
やっぱり痩せるしかないのかしら。
フォークダンス私と踊るの、男子嫌だったんだろうな…。
あと、4匹もこれから捕獲するっちゅーのに里親何組と出会えるのかしら。
と甘酸っぱい気持ちになり、つらい。
で、お母さん猫リリース。
お支払いは14,364円。
不妊手術+カルテ作成料(500円)+コンべニア皮下注射3.5キロで1400円+ビルバゲンCRP+アドボケート900円+猫エイズ・白血病検査3000円+野良猫預かり1泊500円。
これって、相場がわからんから、高いか安いかわからない。
ビルバゲンって何だろう…
どれが必要かやらなくてもいいのかもわからない。
今後、成猫の捕獲&リリースが続くと思うのだが、カットできる項目はないのだろうか、とじーっと見る。
けど、わからん。
詳しい人、教えてください。
帰ったら近所の人たちが、みんな集まってくれた。
左耳がさくらの花びらのようにカットされている。
不妊去勢手術した猫がわかるように、耳カットするのだ。
左耳がメス。
右耳がオス。
おそるおそる捕獲機の入り口を開けると、母親猫は走り去る…
かと思いきや、なんと、子猫が捕獲器にとらえられば場所に一目散にいき。
「にゃー、みゃー、ぎゃー」と泣き続ければ。
一枚玄関先いた別の方に預かってもらっていた子猫たちが
「みゃー!みゃー!」と大興奮で、大声で鳴き、ケージの中をどたどた走り回る。
!
お母さん、会いたいよな。
お母さん猫も子猫に会いたいよな。
なんだろう。
お母さん猫、すぐ忘れますよ、と聞いたけれど。
全然忘れてないしさ。
子猫にとって、本当に今やっていることは正しいのだろうか…
なんか、辛い一日。