キジとハチワレ
猫、あと何匹いるかわからない。
わからないから予算がたてられない。
予算がたてられないから、いったい一人頭いくら集めればいいのかもわからない。
わからないとつらい。
っていうか、あと何匹いるのかもわからないから、とりあえず猫名簿をつくらなくては、とつくってみる。
でもさ、猫の体の色の言い方独特なのよね。
黒白、白黒の違いわかります?
部分が大きいほうを先にいうんだよな。白い地に黒いぶちがあれば、白黒。
あと、キジとかサビとか、あたしゃはじめて聞いたよ。
やれ茶白だ、三毛猫だと、まったく見分けがつかないのである。
キジって鳥のキジからきてるらしいけどさ、
これ、鳥のキジね。うちの地元の畑とかにいるわな。
で、どうやらうちで預かっているおさじさんは、キジ白っていうらしい。
おさじさん、キジねえ。白混じってるから、、キジ白っていうのかな。
キジは人懐っこいとか、ネットに書いてあるけどさ、
まだ、そんなのようわからん。
おさじさんは、でも、だんだん私に慣れてきている。
ウィンクは、まだ、おびえている。
で、ウインクさんは、黒白のハチワレな。
ハチワレって…どう書くのかしらと思ったら、八割れってな、おでこが八に割れてるように見えるって、っと、話していたら。
もう2匹の子猫を預かってくれてる方が、
「そうそう、うちのも同じハチワレだけど、うちの子のほうが美人だわ。だって、この子、鼻が曲がってるものね」
!
!!
なーにー!
たしかに、鼻がまがっているように見えるな…
とすっかり、預かっているだけなのに「うちの子」と言われどぎまぎするのである。
ウィンク、絶対、家族みつけてやるからなー。