ネコのあいさつ
■朝、雨戸を明け、窓を少しあける。
網戸だけにするのが怖いので、その前に大型ケージをくっつけてウィンクさんが外に出られないようにする。脱走防止である。
ウィンクさんは風が気持ちいいのか、ケージに入り網戸ギリギリに座り外の風を浴びている。
と、最近、朝の時間に来客がある。
ウィンクに。
■さつき婆である。(飼い主さんがそう言っている)網戸の前に座る。
逃げてるとこなので写真遠くて残念。
カラダの❤模様がかわいい、美人猫。モテモテだったと聞いてはいたが。
「うにゃうにゃ」二匹で会話を交わしているのをみて驚く。
ちょっと、あんた、おばあちゃんのくせにうちの若い子に手を出さないでほしいんだけど…
と、私がすっくと窓を閉めると、
名残惜しそうにさつき婆は振り返り振り返り去っていく。ウィンクさんも名残惜しそうに、何度も眺める。
で、翌日も来る。
まったく…年よりの癖に…
と思うと、次にたろうちゃんがやってくる。これまた飼い猫である。こちらもふさふさした毛の巨大なじいさまである。
このたろちゃんは「にゃ!」と強めにウィンクにいい放ち、目の前にどかっと座りゆうゆうと毛づくろいを始める。
ウィンクさんはこちらにも、興味しんしん。ひたすら眺める。変な声でたまに鳴いている。
私が窓を閉めたり、庭に出ても。たろちゃんはどかっと座って動こうとしない。
あげくに庭にうんこをして自宅の庭に帰っていく。
まったく…
■と、飼い主さんとお話をしていたら、先日のしわしわさんの写真を見せると。
「あら、これうちの、ゆめ婆だわ」
!
あのこの子も最近ウィンクさんの目の前に来て、じーっと座ってるんですけど…。
帰りにうんこしていきますけど…
と、どいつもこいつもうちの若いのに色目をつかいやがって。
とすっかり、姑気分になるそんな1日。