ネコは坂を下る
■図書館に行っても借りる本はネコの本ばかり。
最近面白かったのは吉本隆明の「なぜ、猫とつきあうのか」
この中に逃げたネコを探すコツとして、「ネコは坂をくだる」っていうのがあった。
ほほう。
■先日、チラシを撒きながら、坂を下った。私のおうちは坂の上。高台にある。坂下のアパートにポスティングをしていると。
ドア前に、小さなボールがふたつ。
お水が入っている。
…これはおそらくノラネコのえさやり。
チャイムを押す。
応答はない。
チラシをポスティングする。
ご近所の方に聞けば、このアパート軍団の中には他にも「えさやりさん」がいるそうだ。
うーむ、どこのおうちなのだ…。
■しかし、これ、どこまでやるのか難しい。
すぐやる、全部やるっていうのが、「TNR」ですが、
全部やる。全部ってどこまで…
このひろーい、田舎の都市。どこまでが全部なのかしら…。市内全域なんて、とてもできない。
あと。すぐやらないとネコが増えていく一方だと承知しているが、すぐになんてやれない。もう30万も使ってる。介護もある。育児もある。仕事もある。何よりウィンク先輩とやっと一対一で関係作れそうなのに。
新しいネコさん預かれない。預りさん探さないと。
私にもキャパというものがありましてなあ。「あんさん、簡単に始めはるの、それはかえって無責任でっせ。それにお宅の町内じゃないでしょうに。でしゃばりなそんな。」と脳内大阪人が私を止める。
■本日の疑問
ともだちのともだちはみなともだち。
となりのとなりはみなとなり。なの?