地域猫ってはじめて聞きました 猫が苦手な私と野良猫の捕獲と保護と里親と

猫が苦手な住民による、気が付いたら町内が猫だらけになっていたので、捕獲・保護してみた毎日の記録

野良猫が捕獲機にかかった(0705-1)

近所の方とわいわいしつつ、通りがかった近所の人に

「今日、猫を捕獲します。お金、かかります。協力お願いします」と話してみる。

それぞれ、1万円ずつ持ち寄ってくれる。みんないい人だ。

深く聞かなくても「猫ね、猫」と猫を飼っている人も、飼っていない人も、長年糞尿の被害を受けている人も、被害を感じていない人もみんな心を寄せてくれる。

いったん、私が預かることになる。

動物病院に行ったらいくらかかるんだろう。

もっと、そういうことちゃんと調べてから動けばよかった!とぎりぎり歯ぎしりしても間に合わない。なんだか、どんどん進んでいく。

 

まあ、猫はどんどん増えるばかりだし、わからないけど、勢いだ!いってまえ!という見切り発車に後悔しつつも、お金をくれた人をメモする。

そんな中、どんどん人は集まり、すでにご近所さん7名。

 

ボランティア団体の方は2名、車でぶーんとやってきた。

並べられる捕獲機4台。

 

f:id:chiikineko:20180713220643j:plain

 

正直、こんなんで、猫がつかまるの?とびっくりする。

仕掛けは簡単。

ネズミ捕りのような機械に、猫のえさを奥に入れて、

「真ん中の踏み板を踏むと、入口のふたが閉まって、出られません」

これって、トムとジェリーでみたような、ねずみとり機みたいだな。

「エサは、夏ですから腐るかもしれないので、1日2回取り換えてください」

まじで!

4台×2回で、なに、あんた8個も餌セットしなくちゃいけないの?

めんどくせー(ひどい)。

と、そっと思っていると、

 

「すぐつかまりますよ。」とボランティアさん。

 いやいやいや、

「子猫、たまに見るけど、めったに見ませんよ。夜にならないとねえ。」

「普段、どこにいるんだか、わからないしね」と懐疑的なわたしたち。

 

「猫、5匹いるんですよね。他にもいませんか?これで全部ですか?」

「いや、たまにふらふら見るけど。でも、飼い猫かもしれないし」

「そういえば、白に黒ぶちっているよね。」

「…うーん、まだいますね。猫。」

!!

「いや、でも、この5匹しか、見ないし」とへどもどしていると、

「たぶんね、だいたい3倍はいると思うから、15匹ぐらいじゃない?」

とボランティアさん同士で話している。

!15匹!

「とにかく、全部の猫をやる。おとなの猫は捕まえて手術&リリース。

子猫は里親を見つける。一匹残っても、メスがまたこどもを生んで増えていくので、意味がない。全部を一気にやる。」

ときっぱりいいながら、ボランティアさんは帰っていった。

かっこいいのう。

 

時間はお昼12時。

きっと捕まるのはいつも見かける夕方か夜だろう。

あと、静かにしなきゃと、いそいそみんなでおうちに戻る。

 

これは、えらいことになったぞ、解決したいから、つかまってほしいけど、つかまったら大変だな、明日、捕まるから、病院行って、で、だれが預かれんのよ…と、トーストをかじり始めると、ドアのベルが鳴った。

「Nさん、もう捕まったわよー」

!!

!!!

まだ、30分もかかってないのに!

走って見に行くと。

どん。

f:id:chiikineko:20180713220645j:plain

え、なに、1捕獲機に3匹?

『なになに、なに?ここ、だして?』

と動き回る子猫たち。いっぺんに3匹…あほなのか…食べ物見て突進したのか…?

いや、まじで、生き物じゃん!動いてるじゃん、まじでどうすんの、これ。

こんなん、見たことないし。

 

その横では、お母さん猫が「ぎゃー!ふー!」とお怒り中。

まわりにあと3台捕獲機はセットしてあるが、こんなの見ちゃったらきっとお母さん猫はかからないよね、あーどうしようどうしよう。

帰ったばかりのボランティアさんに電話する。

「すぐに、子猫の捕獲機に布をかけてください。そして、その場所から子猫を移動して、お母さんネコから離してください」と言われる。

 

ええ。めっちゃ怖いやん!噛みつかれたらどうすんのよ、と思いつつ40代でも、一番ここでは若い私。

私がやらねば誰がやる、とばかり、子猫の捕獲機を持ち上げ、ガレージに移動。

 

「あら、つかまったの?早いわね。」

「子猫だけよ、お母さん猫、とあと1匹子猫がつかまってないの、それも心配よね」

と集まったご近所さんと話していると、

「がちゃーん!」と捕獲機が閉まる音がする。

と、お母さん猫があっさり捕まっている。

f:id:chiikineko:20180713234827j:plain

 

まじか、おまえ何しとんねん…

暴れるお母さん猫に布をかける。静かになる。

これは、すごい発見だ。しらんかった。

暴れる猫に布をかけると静かになる。

なぜだ。

あと、一匹か、子猫一匹で残されてはこれは胸が痛いぞ、と思っていると、

「あれ?一匹かかっている?」と、ふと横を見れば、

f:id:chiikineko:20180713220646j:plain

 

と不思議そうに入っている長毛黒白子猫さん。

 

1時間もたたないうちに、5匹捕まる。

やった!これで、すべて、つかまった!おわった!

終わった、終わった!

だけど、この子猫預かるの、誰?誰が今夜から預かるのー?!

と思いつつ、申し訳ないがボランティアさんに再び来てもらい、次の行動を教えてもらうことになった。

正直、展開が早すぎて、心がついていかない。

にほんブログ村 猫ブログ 地域猫へ
にほんブログ村