譲渡会 見た目と愛嬌
譲渡会に参加させていただく。
ボランティア団体さんの譲渡会には
「猫を飼いたいのです」と言う方や、
「寄付を持ってきました」と言う方が、次々と訪れる。
世の中に、こんなに猫を飼いたい人がいるなんて…と驚くことしきり。
やはり、地域に根ざした誠実な会だと認識されているんだろう。ありがたい。
物腰穏やかな人が多いな、としばし人間観察。
挨拶を交わし、
「お約束はありますか?」
「どんな性格の猫さんが好きですか?」
「希望の毛色は?」
「猫飼ったことありますか?」
「触ってみますか?」
「抱っこしたい時は、こちらの個室に…」
などなどなどお話を伺う。
一度来たお客さんは逃さないように。しつこくないように距離を詰めていく(私だけ。みなさんもっと上品)。
昨日来た希望者の方に今日退院する子がぴったりだと思うとお話ししていたら、きちんと今日も来てくださった。
きっと20年とかずっと一緒に生きるんだ。
猫も大事だが、飼い主さんも大事。
誰にも遠慮することなく決めてほしいと心を配る。
やっぱり、猫より人間の立場になって考えてしまう。
譲渡会では、20匹以上の猫達がケージの中で選ばれるのを待っている。
まるで、昔話の「お嬢さん、僕と踊っていただけませんか?」と指名がかかるのを待つ舞踏会のようだ、
見た目って大事だよな…
本当に見た目って大事。
見た目が命(しつこい)。
その次に愛嬌。
やっぱり、なでさせてくれたり、抱っこできたりする子は人気が高い。
そう、見た目と愛嬌って、
これって。モテ女とかと同じじゃね?
だから。私はモテないんだな…と中学生の私がまだ顔を出す。
登録したペットのおうちにも、viewといって、覗かれた数がでるのだが、やはりかわいい子が得点が高い。
と話すとベテランボランティアさんがぽつり。
「でも誰からも、もらわれない子がほしいって人いるから。」
!
!!
「貰い手がずっといない子、不利な条件の子をうちの子に迎えたいって人がたまにくるんだよね。」
人生捨てたもんじゃない。
■本日の教訓
血液サラサラにする薬を飲んでいても、心は乙女。