月3万円
■今回の捕獲なんですが。
餌やりさん宅に現れた新しいネコ。
新しいといっても、7月に捕獲&手術&リターンした「ゆず」私のなかでは蒲田くん@新・ゴジラのこどもである。
こちら母親。
これ、こども
似てる…
ゆずの手術時、病院の先生に「このネコ最近出産したと思うなあ」と聞いていた。
そのままにしていたら、隣の町内で見かけたゆず。こどもを4匹つれていた。
あのネコさんを手術してください…と、その地域の餌やりさんやご近所さん、役員さんと話したり、どうぶつ基金のチラシ配っていても、動きはなかった。
そのうち、その子猫の1匹が餌を食べにくるようになった。
地域のネコが増えれば、その分お金もかかる。
しかし、子猫である。
むげにあげないわけにもいかないだろう、餌やりさんが餌をあげ、子猫と遊ぶようになったと聞く。
「多分、メスです」
と言われれば、手術を、となる。
■捕獲の打合せしていると、たまたまその子猫が住む町内の餌やりさん@70歳後半が通りかかるので、思い切って声をかける。
「あの、ネコいませんか、ご自宅の近くに。」ときりだせば、
「ちかくにね、子猫とお母さんネコがいるのよ。」と口元なめらか。
「ネコに餌あげてますよね?」
…と静まり返る。
あのう、餌やりさんに言いたいんだけど、餌あげてるのばれてるのに、なんで「私は、餌やりなんてしません」みたいな顔するんでしょうね…
「いや、あげていていいんですよ、これから子猫捕獲して手術します。また子猫が増えるとかわいそうなので」と告げると。
「餌、あげてます。お肉とか。」
?
お肉…えっと、色々気になるが、そこはもうまかせる。
「なので、手術代のカンパをお願いしているのですが、いくらかいただけませんか?」
と切り出す。
と、高齢のおばあさんはカートを押しながら、こう答えた。
「私、月3万円でね、暮らしているから、お金はないの。」
!
お金の話はいつもむずかしい。 金はあるけど。ないよね。
「わかりました。でもネコの餌はあげ続けてほしいんですけど」
「はいはい、ネコの餌はあげますよ」
ネコのね、餌をあげられるのなら、お金あるのでは…
いやいや、どんな餌かもわからんな。
餌の前に、まずは手術を…もし手術できないなら誰かに相談すればいいのに…とも思うけど、
みんながみんな、ご近所さんとうまくいっているわけでもなし。
優先順位だって人によって違うし。
これまたしょうがない。
ということで、子猫が馴れてきたところで捕獲。
すぐに捕まる。
■野良猫の保護活動で、ちょっと困難だなって思うのが、
◎預かりさんを見つけること
◎お金の問題。
捕獲は比較的に簡単にできるし(ドンファンできないけど)、協力してくれる人もたくさんいる。
問題は、捕獲した子猫を預かる人とお金だ。
個人のボランティアが戦うには大きな戦場すぎるなあ。
と体験して思う。
■本日もウィンクさん机の下でドライヤー終了待ち。
しかし、もうすでにのどがゴロゴロなってます。