首をつかむ
■先日の譲渡会でのこと。
ぼーっとネコをながめていると、一人、ネコに対して積極的な態度で接する方がいた。
プロレスで言えば、ストロングスタイル。
お客様がいないからか、ケージの外をのしのし歩き回っているネコがいて、たまに爪をだして人にじゃれてくる。
すると、その方がネコに首の後ろをつかみ、強く抑え込み、「そんなことしたらダメだ」と言い含めようとしている。ネコは「シャーシャー」言って、反撃の体制ばっちりである。
怖い…もう、どっちも怖い。
これが、1回じゃないのね。何回も、何回も行う。
(画像はお借りしました)
これを成猫でおこなっている。結構な強さ。ネコのしつけってこういうことなのかしら。
見ていれば、怒っているネコもだんだんと懐柔されていくような、しないような…。
■話せば、ネコを長年飼っている方。ネコ経験値は高そう。
「私はまだ撫でるぐらいで、抱っことかしたいんですけどねー」と話していると、その方がいきなりウィンクさんのケージを開け、ぼーっとしているウィンク先輩の首後ろをいきなりむんぐとつかみ、持ち上げようとする。
「え、なに?なに?」といきなりのことに戸惑い、そして「ギャー!シャー!!!!」と威嚇し、逃げるウィンク。敵意剥き出し。
ぼうぜんとする私。
え、あの、えと、自由に触っていいけど、でも、えっと、まずネコに話しかけるとか、えっと、と思うが、なんとなく言い出せない。
そんなことしないでください、って言い出せない。
■スタッフの方が来たら「ネコ怖がっているじゃないですか、やめてください」と注意されていた。
自分との距離をはかるためにつまみ上げようとしたのかしら。
それとも、「抱っこできないなんて、そんな勝手ゆるさん」と思ったのかしら。
うーん。
■いろんなネコへの接し方があるんだな…でも自分のネコじゃないから、ネコ歴浅いからって遠慮があって、なんか言えないんだよな…と、もやっとする。
と、自分のウィンクさんへの愛の強さに、はっとする1日。