ネコの奴隷
ネコを好きな人世界の中では「猫の奴隷になる♡」や、「猫の下僕なんです♡」みたいなことをいう人をたびたび見かけ、ぎょっとしていた。
ネコの本のタイトルでもある。
「奴隷」とか「下僕」と言う単語は強すぎてちょっと苦手だ。
またそういう事を言う人が、臆面もなく楽しそうにしているのも、不思議で仕方ない。
ネコに対する愛の強さ、責任感がそういう単語を選ぶとは想像できるが。
子どもの世話をするように、ネコの世話もする。
でも、わたし、子どもの奴隷じゃないし。
大体、奴隷って言葉としておかしみがない。
この前、教えてもらったのは、
「ネコは箱ティッシュからティッシュを出すのが好き。
それをやめさせるのに、犬には、ダメッ!って叱る。
ネコはその箱ティッシュをひっくり返して出せなくする。」
なるほどね。
ネコはしつけるのではなく、そういう風に対応するのね。
それが下僕…言わんとしていることはわからないでもない。
最近、ウィンク先輩はソファがお好き。
革のソファに爪をたてられては…と大きな布で覆う。
ひらりとウィンク先輩がソファに座る。
と、布の凸凹に爪を引っ掛けて、盛大に布を引っ張りはじめる。
…逆に爪をたてられるという結果に(泣)
まあ、いいかとウィンク先輩を床から見つめる。
床板は硬いがウィンク先輩が気持ち良さそうなら、ソファ座りたいけど私は冷たい床の上でテレビを見よう。
あれ、これって私、奴隷…