町内会長さん現る
この狭い町内に子猫が12匹…。
ほおっておけば、来年どうなったかわかりませぬ。
とわいわいみなさんとお話ししていると、一人の男性に声をかけられる。
「どうやら大変そうですね。」
みなさんお知り合いのようで、「こんにちは」などと挨拶を交わす。
「私、この地区の町内会長です」
町内会長さんか。
「猫問題で活動されているそうで、私も市役所に相談に行ってきたんですよ」
!
てか、なんで、町内会長さんがこの話を知っているのかしら。
同じ町内とはいえ、地区は細かくわかれており、
町内会長さんのエリアは少し先の方だ。
「市の生活衛生課に話してきました。個人で動くのも大変そうなので、市役所に依頼してきました。
そこで、担当者が近いうちに視察に来るらしいです。」
といって、どさっと資料をくださった。
いい人すぎる…。
私たちの市では、野良猫の去勢・避妊手術代に助成金がでる。
「助成金もでるそうなので、相談してみたらどうでしょうか。」
となり、一度お話することとなった。
市役所が、里親についても相談してください、とお話があったようなので少し期待する。
しかし本当に行政がやる仕事だと思うな。
と、ニコニコする町内会長さんがポツリ。
「いや、うちのほうにもね、猫がいるんですよ。」
「は?」
「たぶん30匹とか、いるんじゃないかな。すごくたくさんいるの。」
!
!!
!!!
えと、えと、えと、
と。しばし絶句しつつ別れる。
いま、うちの近くの町内では、子猫12匹、成猫4匹捕獲。
成猫はおそらく、あと4,5匹ってとこだろう。
そっちから、こっちに来ないでね…
てか、根深いなあ。
30匹…
と、うちに戻り猫を見る。
猫は苦手だが、ちょっとかわいくなってきた。
うちの預かり猫さんは慣れてきました。
おさじさん(キジ白)はかなり慣れている。
それに比べてウィンクさん(黒白)ときたら…
眼光するどく、ウィンク改めやぶにらみにするか。