ねこの爪を切りたい
■先日、ウィンクの爪を切りに動物病院に行く。
いつものところがお休みだったので、行ったことないが評判はよい老舗の動物病院へ。
「保護猫の爪切り」と予約時に伝えると、
「かならずや、洗濯ネットにねっこさんを入れてくるように」と指令があり、ボランティアさんに手伝ってもらいつつウィンクさんに入ってもらう。
ウィンクさんは車が(小ケージ)が嫌いで嫌いで、「なおーーーーーん!」とずっと吠えている。
そう、鳴くのではなく、もはや吠えている。
すまんと思いつつも、ねっこさんが落ち着くと言われているので小ケージを布で包む。
で車に載せ移動。
■動物病院が激混んでいる。
しかし、すぐに呼ばれ処置室に。
げ、となる。
小さめの処置室には小ケージが3段積み重なり、
そこにはこねこが3匹。
「ぎゃー!!うー!!」と捕獲したて感が半端ない。
しかも、臭い。
こんなねっこさんが鳴いているところにウィンクの爪なんか切れるのかしら…と不安でいると。
わっさわっさと年配の男の先生登場。
小ケージの布を荒々しくとり、
天井部分にあたるところにそっとかぶせていたバスタオルもはぎとる。
マジか。
包まれてるとネコさんは落ち着くとあれほど言われているだろう。
上からは、さんさんと手術台のライト。必要?
「あれ、この子、洗濯ネット入っていないね」
!
見れば、洗濯ネットからするりと抜け出ているウィンク。
なぜ…あんなに苦労して入れたのに…なぜ…と泣けてくるが。
「あとね吐いてる。車に酔うの?」
!
なるほど!と思い当たる。
ウィンクさんは車の移動、下痢しちゃうのか?と思っていたが、嘔吐なのか。
もー、かわいそうだ。
みれば、おう吐物&おしっこもしている。
あー、かわいそうに。
好きでもないのに、ネットかぶされて、目隠しされて、車でごとごとして、気持ち悪くなって。、
着いたところは、野良猫がぎゃーぎゃー鳴いている臭い処置室の中とは。
私がウィンクなら泣けてくるぜ。
■先生は洗濯ネットを持ってきて「でも、もう爪は切れないかもしれないな。うんうん、だって怒ってるし、爪は切れないかもな」
と、私に聞こえるか聞こえないかの声でつぶやき続ける。
いや、だってさ、
そりゃネットがはずれて申し訳ないけどさ、
こんな狭い処置室に、野良猫3匹もギャーギャーないてて、
安心できるバスタオルもはぎとられ、
そりゃ、まあ、そうだけどさー。
ウィンクさんは、激おこぷんぷん丸(←古い)で、「シャー!!!!」と先生を威嚇する。
「私、おさえますかー」と看護婦が入ってくるも、小さい!
すっごい小さい人で、怒ったねこを押さえられそうもない。
というか、やる気が感じられない。
(小さいことは悪くないけど、ねこが暴れる可能性あるのにね…)
「あの、私がやりますけど、」と名乗りをあげるが、
あっさり断られる。
■で、爪は切れなかった。
押さえてもするりと逃げる。
こんなに怒っているウィンクなんて、久々に見る。
「切れないね、切れないよ。ね。もういいね。」とものの1分格闘し、あっさり引き上げる先生。
そりゃそうだ、野良猫たくさん来るだろうし。
怪我したら大変だ。
しかし、いままでの動物病院の先生たちの安心できること…よよよ。
また、菓子折り持って爪切りにいこう。
■と、ウィンク帰ってくれば、私にしなだれかかり。
「にゃーにゃー」と甘えてくる。
なんで、あんなにさっき怒ってたのになあ。
きっと私が、爪を切れるようになるのが一番いいんだろうになあ。
とそっと手を取ってみて、爪を押し出してみるも、
ネコパンチされて、逃げていった。
爪が出てると痛いっす。
■本日の教訓
まずは、新しい爪とぎ器を買う。