初恋
最近、私がケージ周りで掃除をしたり、座り込むとウィンクがやってきて隣に座るようになった。
こちらを見るでもなく、ただ隣にいる。
これは、慣れて来たのか…
「人に慣れるためにはたくさん触ってください」と言うボランティアさんの言葉を思い出す。
まずは私を知ってもらわなきゃな、と、ケージに寄り添いご飯を食べたり、テレビを見たり。
昼寝をしていると横で寝ているときもある。
しかし、勇気を出して指を入れると、するりとウィンクは上の階に行ってしまう。
ケージのドアを開けたらなおさら走り去る。
触れそうで、触れない。
たまにじっとこっちを見ている。
なんなんだよ…
これって不器用な2人の、
初恋かよ…
(あ。せ、先輩が来た。今日こそは話しかけてみよう)
「せ、せ、…」
以下、つまらない妄想が続くので略。
私の初恋はどうなるんですかね。
しかし、そんなウィンク先輩は、今お家にいない。
手術中だ。
猫の気配のないお家は、とても静かで、とても不思議。
えと、ウィンク先輩、ファイトです。