地域猫にかかる費用(野良猫の捕獲、保護にかかるお金のはなし)
お金のことが気になる。
この野良猫の保護を行うとなった時、
知りたかったのはお金の事だ。
いくらかかるのか。
いつからかかるのか。
私の場合はこんな感じ。
子猫1匹で8000円(検査代・今後の生活費)
成猫1匹で15000円(手術代→リリース予定の場合)
いつからと言えば、捕獲した直後からです。
かな。
ただ、まだ1ヶ月しか行っていないので、これがスタンダードかはわからない。
まあ、こういうバージョンもあるのね、ぐらいにお思いください。
ネットを探しても細かなお金の情報を知ることができなかった。
きっと捕獲のボランティアを長年やってる方、ボランティア団体、猫 を飼っている人は大体の予想はつくのだろう。
しかし、動物を飼ったことのない私には「動物病院は高い」「動物飼うのは金持ちさんのお楽しみ」とか思ってるわけですよ。
多頭飼の方なんて本当に金持ちなんだな、と。
で、この(ΦωΦ)猫問題の防備録として、初めて野良猫の保護に取り掛かるネットの向こうの誰かのために、お金について書いておく。
■費用は大きく分けて2つ。
①動物病院代(検査・手術・治療)
②子猫を保護→里親に出すまでに育成費
まず、最初にかかる費用は動物病院代。
猫は捕獲したら、すぐ動物病院に行って検査と駆虫を行う。
ワクチンをうつことは、里親会に参加するのに、必須条件になっているところがほとんどだ。
子猫は、
3種ワクチン(ビルバゲン他)×2回
エイズ、白血病検査
ノミ・ダニ駆虫(レボリューション)
腸内寄生虫駆虫(アドボゲート、プロフェンダー)などなど
成猫は
去勢、避妊手術手術代 (オスは安い)
3種ワクチン
駆虫ノミダニ(動物病院の他の動物にうつってしまうから)
長期抗生物質注射(手術の傷の感染症を防ぐ)
その他、入院すれば一泊いくらの宿泊代。
目がおかしければ、目薬代。とかとか、症状しだい。
つまり。
子猫が一匹捕獲保護となれば、8000円ぐらい。
成猫手術&リターンなら、15000円ぐらい。(このうち、8月はどうぶつ
基金の助成金がついたので5000円引き)だ。
で、いままで12匹の子猫捕獲保護、
4匹の成猫の手術&リターンを行った。
医療費だけで、この1ヶ月12万円はいっている。
今後もかかるだろう。
で。子猫の育成費用。
子猫は里親が見つかるまで、餌代、トイレの砂代、ケージ代など生活費がかかる。
餌もね、
「安い餌を与えて病気になり医療費を払うぐらいなら、高い餌を与える方が経費がかからない」という意見もある。
基本、激安のフードをあげている団体はあまり見当たらない@ネットだけの情報。
餌については、色々思うことあり。
で。
総額 約19万円の支出だった。7月末までで。
でかい、額がでかすぎる。
こんな大きくなると思ってなかった。
一方収入は、すべて寄付金。
約24万円集まった。
1人1万円から始まった寄付も、
2万円、3万円、の人が増え、6万円出してくださった方もいる。
ただ、「もうこれ以上は出せません」とおっしゃる方もおり、それは
よくわかる。
わかるのだ。
しかし今後もお金はかかる。
予定では、
成猫 4匹の手術で、32000円。
子猫がもし、発情期前に里親がつかなければ、さらに、一匹に付き
8000円×8 64000円
ボランティアさんに預かり代一匹6000円×4匹@1ケ月 24000円。
子猫12匹の餌代、砂代もかさむ。
トホホの家計なのである。
で、これまた、猫が苦手という、
なんともはや、これは誰トクなの…という感じ。
さらに気になるのが。
これ、人件費かかってないのです。
ガソリン代は気持ち程度お支払いしたけど、
本来ならボランティアさんに人件費が支払われるべき案件だよな、
と思う。
だって大変だもん。
いや。もうここまできたら、やるしかないけど、お金を稼ぐ、集める方法を考えなきゃな。
町内会費という案もあったのだが、
それまたそれで、町内会での意思統一なんて気が遠くなるし。
どうするどうする、とみんなと相談したいのだが、
とりいそぎ、報告書をポスティングし、
今日も今日とて、猫のうんこを片付けて会社に向かう。
※本日の猫の達人
すごくないか…こんな顔みたことないし。