子猫が逃げた(捕獲5回目)
久しぶりのお休み。
グダグダ寝ていると、近所が騒がしい。
外に出てみれば、
「子猫が逃げちゃったのよ」
!
!!
それは別の方のお宅で預かっているくうちゃんとめめちゃん。
ウィンクの美人姉妹達だ。
で、話を聞いていると、なにかおかしい。
もともと預かっているお家ではなく、別の方のお家の方が捜している。
聞けば、より慣れている猫好きの方に預かってもらうよう、お家の移動があったようだ。
新たな預りさんは、猫の多頭飼いのお宅。
猫マスターである。
猫素人の私にとっては、そりゃ猫も喜ぶよなと思う。
しかし、なぜ外に出ちゃったのか。
「子猫うちで遊ばせてたら、他の猫と一緒に外にでちゃったのよ。ケージの中にいるのかわいそうでね。」
猫を好きだからこそなのか…。
猫素人の私や以前の預りさんは触れなくても、
猫マスターのお家の方は、ひょいひょいと気難しい猫を触り、体を拭き、爪を切り…
って、天才かよ!
猫にとっても幸せだと思うのだ。
自分たちを怖がる人に預けられるより。
しかし。完全室内飼いではないので、
他の猫と遊ぶうちに、外にでてしまい帰らなくなってしまった。
そこね、問題ね…
聞けば猫が窓を器用に開け、するりとでると子猫も後を追って出てしまったそうで。
いかん。
ボランティアさんに連絡をとると、すごく叱られた。
あってはならない。
猫が窓を開けた、って言うけど、鍵を閉めとけばいい話だ。
子猫のかわいがり方が、まちがっている。
預けて2週間で移動なんて子猫にストレスがかかりすぎる。
他の猫と遊ぶにしても、ケージから出して自由にするの早すぎる。
大体半外の猫と触れ合うなんてノミ、ダニ、ウイルスに関しては、一からやり直しですよ…などなどなど。
ごもっともである。
申し訳ない。
ボランティアさんの労力をムダにしてしまい、本当に申し訳ない。
ボランティアさん理論では、きっとこの猫問題に長年取り組んでいる方にはそうなんだと思うのだが、
でもね。
でもねってなってしまう。
より子猫をかわいがってもらえる人に、預けたほうがいい、という、もとの預りさんの気持ちも痛いほどわかる。
てか、疲れちゃったんだろうな。
私も疲れたよ…
2週間ほどの預り。なんてはじめたことが、
もう1ヶ月たち、猫が苦手な私達は疲労しつつある。
ねこ祭りも1ヶ月続けば、祭り感なくなるし。
ワッショイワッショイの神輿も重い。
猫好きな人は、先住猫がいるから…と、誰も預からない。いや、預かれない。
慣れないことに四苦八苦だし。
ブレッシャーも大きい。
お金の心配もある、
正直しんどい。
「すぐ捕獲機かけます。まだ遠くに行ってないはず」
となり、逃したおうちの庭にかける。
と、かしゃーん、とすぐに子猫2匹とも捕獲機にかかった。
と、もう一匹。
おおー、チームダンディ。
オスがかかる。
初めてのオスだ。
オスって大きいのね。捕獲機にパンパンである。
オス、でかいね。
このオスは明日手術することに。
そうして、やはり外飼いをする方のお家には置いてはいけないという指導のもと、もとのお家に子猫はもどった。
猫をかわいがってくれるおうちを探そう。
ケージの中に入れておくのが可愛そうなら、飼ってくれる人を探さなきゃ。
しかし、かわいがってくれるお家の探し方が、このままではわからんし、チャンスが少なすぎる。
とジリジリと焦る。
そんな一日。